空色の夢のカケラ

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1．弱者が強者を倒すために
　はじめ、相手は主人公のような些末な存在は歯牙にもかけないでしょう。
　そこを逆手に取り、初期は地道に経験を積みながら各所での破壊工作に従事しましょう。
　また、仲間を集めたり、人助けをして自分たちを支援してもらえるための地盤を構築したり、装備を調達したり、情報網を構築するのも一手です。逃げ回りながら、相手の力を削ぎましょう。
　強大な相手に正面からの戦闘は一般的に不利です。あらゆる手段を用いて敵の戦力を分断し、各個撃破を目指しましょう。


2．敵に適切な動きを取らせないようにしましょう
　適切な情報のもと、適切な計画を立て、十分な戦力を投入すれば悪の軍団は主人公を容易く葬ります。
　なぜなら一般的に物語序盤の主人公は弱く、敵は強いからです。（だからこそ、主人公が巨悪を倒すという物語的なカタルシスが生まれます）
　逆に言えば、この3点、すなわち「情報」「計画」「戦力」を崩すことができれば、勝機は見えます。

2-1　情報を与えないようにしましょう
「少人数での行動」は、多くの人目に付きにくく、敵へ自分たちの動きや行動意図が伝わりにくいとのメリットがあります。
　このメリットを積極的に活かし、主人公側の情報は徹底して秘匿しましょう。
　主人公とはいったい何者なのか。どれだけの戦闘能力を持つのか。移動速度は。数はどれだけか。どこにいるのか。何が目的か。いつ、どこへ攻撃を仕掛けるのか。
　つまりは、悪役側にどれだけの脅威となるのか。
　この情報を秘匿、あるいは偽の情報を掴ませることができればできるほど、敵の迎撃計画は不確定要素が大きくなり、計画が立てにくくなります。
　冒険の序盤～中盤段階においては対処するべき相手と判断させないことで、敵の対処を一定期間遅らせることができます（ex.「この程度の相手、捨て置け」「ただのガキじゃねぇか」）

2-2　相手の計画を妨害するように動きましょう
　逆に、自分たちは敵の情報を積極的に収集しましょう。
　その上で、敵の情報を手に入れたら、『敵が自分たちを潰すなら、どういう戦術を採るか』を考えましょう。
　そこに先回りして、偽情報を流したり、予想される作戦に必要な敵の連絡網、敵の将軍、部隊、装備、補給線を積極的に損壊させていきましょう。
「少人数」のメリットの2つ目としては、「身軽さ」。移動速度が早く、大人数よりもはるかに小回りがきく点が挙げられます。
　1つ目のメリットである「秘匿性」を活かすことができれば、神出鬼没の奇襲は非常にやりやすくなります。
　終盤に向けて、聖剣や大型の攻撃魔術などの対軍攻撃手段を習得できれば、より効果的なダメージを与えることができるようになるでしょう。

3-3　十分な戦力を投入させないようにしましょう
　とにかく戦力の逐次投入を強いるか、各個撃破に専念しましょう。
　例えば、略奪中の小規模部隊へ奇襲を仕掛けたり、味方部隊や第三勢力と交戦している中への急襲、功名心の高い下級幹部にのみ偽情報を掴ませて手柄欲しさの独断専行を誘発させる、など末端の部隊を個別に叩くのは有効でしょう。
　もし大軍を率いてきた際には地理的優位を活かすため、大軍の数的有利を活かしにくい峡谷や都市部へ誘引したり、長距離の移動を繰り返して敵軍を振り切ったりなど、身軽さを活かしましょう。
　また、終盤の主人公特有の個体能力の高さを活かすならば、敵の将軍へ一騎打ちと謳って引きずり出して撃破したり、あるいは居城に忍び込み暗殺、焼き討ちなどを仕掛けることで、敵の指揮系統を破壊し、敵軍の戦意や統制を崩しにかかるのも一手でしょう。


3．敵のミスをつきましょう
　仮にいくら完璧な計画を立てた相手でも、ミスはつきものです。
　計画から実行に至るまで、全てが完璧に予想通りに進むことは少なく、そこを見つけましょう。
　思い込み、伝達ミス、見落としなど人間がミスをする仕組みは山ほどあります。また、人物の能力や立場に関わらず、大将から末端の兵まで、ミスの可能性は広く転がっています。そこを見逃さず、突き崩していきましょう。


4，敵の人間性を利用しましょう
　いわゆる四天王と呼ばれるような大将クラスをはじめとして、独立した指揮権を持つ指揮官は互いに同格の仲間をライバルとして嫉妬心を燃やすことが多くあります。
　主人公たちを倒す手柄を独り占めにしようとして単独で突っ込んできたところを確実に潰しましょう。
　その後、成長した主人公たちを前に指揮官同士が連携することがあります。この場合は互いの指揮系統が独立しているため、地形などを使って二つの軍団を接触させると相互に混乱を引き起こせることがあります。（統制が甘い軍団なら同士討ちも狙えます）
　また、相互の指揮官が互いを意識しすぎるあまり、簡単なトラップに引っかかることもあります。活用しましょう。

　敵の大将に心情的な弱点があるとわかれば、積極的に活用しましょう。
　実は大切な娘がいる、過去のトラウマがあるなど、人間らしいポイントや、人間に近い倫理観があるならそれらを戦局の重要な局面で揺さぶり、指揮・戦闘能力を削ぎましょう。


5．特別な能力に目覚めましょう
　優秀な敵は作戦を立てて主人公たちを倒しに来ますが、そんな敵にとって、戦闘中の主人公の急激な成長は最も嫌われるパターンの一つです。
　敵に知られていない新しい能力に目覚めれば、主人公たちは悪役の作戦計画にない選択肢を取ることができるようになります。
　あるいは悪役側の戦力の目測を誤らせ、事前に準備していた戦力での対処を難しくさせることができます。
　不確定要素に対しては、賢明な悪役ならある程度対処計画を練っているかとは思いますが、それすらも超える成長をすれば問題ありません。
　その際には、ギリギリまで覚醒を引っ張るのが常道です。勝てるかもしれないと相手に思わせて戦力を消耗、投入させ、引き返せない時点まで誘引した時点で逆転殲滅をかければ敵戦力に大きな打撃を与えることができます。


　以上、手強い悪役に対し、少人数で対応できる手段の一端をご紹介させていただきました。
　主人公の才覚と能力に、少しの知恵を加えることで、手強い巨悪をも打倒できる力となりますよう、切に願っております。
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◇そもそも、私情に囚われていませんか？
　まず前提として、愛憎やライバル心に囚われて主人公を攻撃することに執着しているなど、正常な判断能力を欠いていませんか？
　もしくは自身の趣味や道楽などで意図的に手加減して攻撃を仕掛けようとしていませんか？

　世界征服や富や権力など、主人公と敵対すること以外に明確な目的が存在する場合、本来の目的を思い出し、そのために優先順位を設けて状況に対処しましょう。

　特に目的がなく、主人公と対決して感傷に浸りたい場合は、作中において愚か者との謗りを甘んじて受けてでも、自身の想いを余さずしっかり表現し、大勢の部下を巻き込んで美しく玉砕しましょう。
　ただ、その場合は非情な策略家や、智将を名乗ることが難しくなりますのでご注意ください。


◇その作戦、大丈夫？
　それでは、以下に敵対者を排除するための軍事作戦を実施する上で重要なポイントを、順番に見ていきましょう。
　この通りに作戦を考えると「ちゃんと手強い」作戦ができあがります。


１.作戦の前に

1-1　情報収集・検討は十分に行いましたか？
　情報収集は可能な限り行いましたか？
　敵の装備や技術、能力、動静などの情報が不十分だと、それを前提として組み立てた計画が大きく瓦解する恐れがあります。

　しかしながら、上記と反するようですが、現実として「完全な情報」もまた、存在し得ません。
「敵情の四分の三は霧のなか」と言われるとおり、ある程度は推測で動かざるを得ないのが現実です。
　可能な限り全ての情報を含めてシミュレーションを行い、そこから推測されうるあらゆる状況、特に想定されうる中で最も悪い状況への対応策を準備しておきましょう。
　
　集めうる限りの全ての情報について検討しましたか？
　例え正しい情報が手元にあったとしても自分に都合の悪い情報は見逃してしまいがちです。
　また、二度目以降の戦いの場合、敵が自分たちへの対策を立てていることを念頭に置いて、それに対抗できる策を用意しましょう。
　自分たちの能力もよく研究し、相手と戦うとどのような面で有利で、どのような面で不利なのかを十分に比較検討しましょう。


　1-2　選択肢は幅広く研究、検討しましたか？
　出揃った情報を元に、自分たちの目標を達成するためには、どうしたらよいのかを考えましょう。
　敵を排除する方法は正面戦闘だけではありません。
　直接的な行動に出ずとも、目的を達成できる手段は多くあります。
　兵糧攻めや毒、狙撃などによる暗殺、人質を取る、地形を用いたトラップ、間者を用いて第三者と衝突させ消耗を強いるなど。
　より自軍が安全に、損耗なく勝てる方法は数多くありますので、過去の例を学び、積極的に活用しましょう。
　リスクとリターンを天秤にかけ、より効率がよく確実な方法を採りましょう。

　また、正面戦闘が不可避であっても、そこに至るまでに敵の戦力を削ぐことはできます。
　破壊工作や民間人を利用した自爆攻撃などあらゆる手を使い精神的、物理的に消耗させましょう。


２.作戦立案にあたって

2-1　作戦目標は単純で明確ですか？
　その戦闘で達成しなければならない目標は、敵の全滅ですか？　あるいは重要人物の捕獲や、敵本部や補給線の破壊ですか？

　戦闘を行う際にはその戦闘で達成すべき作戦目標を定め、その達成のために作戦計画を組み立てましょう。
　その際、作戦目標は現実的に達成可能で、最も重要なものをシンプルに一つ定めましょう。
　目標はありとあらゆる手段を検討する終点となります。目標が明確でなければ作戦内容も曖昧になってしまい、いたずらに労力、兵力を浪費します。
　どうしても達成したい目標が複数ある場合は、優先順位をつけ、全て達成することが困難とわかった場合は状況に応じて速やかに切り捨てられるようにしておきましょう。


2-2　敵に勝てるだけの戦力は揃っていますか？
　直接戦闘を行う場合、攻撃側は防御側の四倍の戦力でようやく互角に戦えると言われています。十分な戦力を揃えた上で個々の戦闘に挑みましょう。
　互角になるだけでは足りません。1の敵に10で当たる程度の気構えで、可能な限り十分な戦力を揃えるようにしましょう。

　また、戦力とは単に数だけを言うものではなく、双方が異能や特別な技術、有利不利の相性を有する場合はそれについてもきっちり評価、算定しましょう。
　数で勝る場合でも、飛び抜けた異能の前では一挙に殲滅されるなど、逆に不利になる場合もあります。対抗できる武器・防具・異能は十分揃っていますか？


2-3　自身の有利を生かし、それを保ち続けられる作戦になっていますか？
　これまでの検討結果を踏まえ、手持ちの戦力の限りで勝てる作戦になっていますか？
　敵の能力をなるべく制限し、弱点を攻撃できるよう、あるいは自分たちの弱点を突かれないような作戦にできていますか？

　単純な戦力差や有利な攻撃をぶつけるだけでは、しばしば戦況の変化で敗北に転じてしまうことがあります。
　これは、戦いの中では「主導権を握りつづける」ということが最も重要で、当初の作戦が状況の変化に対応できず、主導権を相手に渡してしまうことから発生します。
　例を挙げるなら、弓兵隊が剣を持った主人公に弓矢を射かけていたら、躱され接近され、矢を当てられないまま、逃げることも叶わず次々斬り殺された、というところでしょうか。

　上記の例の状況を避けるためには、以下のような手が使えるでしょう。
・崖の上から弓を射かけ近づけないようにする
・足場を魔法の泥に変え動きを鈍らせたところを射る
・そもそも弓兵隊は囮として捨て、さらに後方の魔法攻撃隊で本命の打撃を加える
このように、こちらが有利な状態を保ち続けるために複数の策を組み合わせ、先んじて実行することで、有利な状態を維持――主導権を握り続ける必要があります。
　
　また、主人公が悪役側の作戦を察し、対応・準備する時間を許せばそれだけ作戦は効果を失っていきます。
　包囲を意図して部隊を動かしても、部隊の動きで包囲を開始したことを悟られたり、部隊の移動が遅ければ、包囲が完成するまでに隙間から逃げられるでしょう。

　これを防ぐには、奇襲などで相手の不意をつき、対応できる時間を与えないまま圧倒しきるのが最も理想的な戦いと言えるでしょう。
　主人公が気付いたら包囲されていた、などの展開は定番ですね。（そして大概は包囲側の無策あるいは戦力不足で包囲を維持できずに突破されるので、ここも要注意です）
　もちろん、主人公の側も敵を十分警戒しているため、そもそも初手の奇襲の成功が難しいことは注意してください。

　そこで有用なのは、「戦闘中に奇襲を仕掛ける」という考え方です。
　事前の準備で実施できる例としては、「戦闘中の奇襲」としては、忍ばせていた伏兵をぶつける、トラップを仕掛けた場所へ誘導する、隠していた新技・新兵器をぶつける、等が例に挙げられるでしょうか。
　さらに、戦闘の中で、リアルタイムに実施する技術として、自分たちの攻撃動作の中に陽動の動きを作り出し、相手が陽動に対応せざるを得ない状況に追い込むことで相手の陣形や体勢を崩し、隙が生まれた部分に一気に戦力を集中させ「奇襲」を仕掛けるというものもあります。
　有能な部下が揃っているならば、一段ハイレベルな戦闘とするためにもぜひご活用ください。
　
2-4　想定外のリスクへの備えはできていますか？
　どれだけシミュレーションを重ね、現場で最善を尽くしても、100％の勝利はあり得ません。敗れた場合の行動計画もきっちり立てましょう。
　作戦目的の達成が不可能になった場合は速やかに撤収しましょう。将が退き時を見誤り深刻な損害を出す例は古今共に枚挙に暇がありません。
　撤収のための退路は事前にきっちり検討を重ねておき、不測の事態に備え複数確保しましょう。


　以上、簡単ですが、大勢の下っ端を従える悪役さん向けの「作戦立案」マニュアルでした。
　皆様におかれましては、ぜひ知略の限りを尽くして徹底的に主人公を追い詰めていただき、それすらも覆す主人公に完敗し、美しい散り際を見せていただけますように、お祈り申し上げます。
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宇宙遊泳マップへの参加について
参加作品の募集は終了しました！　当日配布のMAPをお楽しみに。


MAP参加者・参加作品紹介（申込受付順・敬称略）


「恒星間航宙艦ゆりかご停泊記　走れ、ラブレター！」

【作者】
　夕凪悠弥(@yu_nag)
【サークル】
　B-08　オービタルガーデン（直参）

【作品概要】
　初恋の人がどこかに行っちゃった!？　親友の恋のピンチに少女たちは広い艦内を駆け回る！　宇宙の果ての小さな冒険を描いたほんわか日常系SF。
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「マミーと僕と青い空」

【作者】
　いぐあな(@sou_igu)
【サークル】
　委託-08　一服亭（委託）

【作品概要】
　宇宙コロニー、宇宙駅『神田』。
　遺伝子操作、人工ハーフ、ロボット、アバター。
　宇宙時代の問題児を救うのはここに住む、今と変わらぬ人達。ほんのり優しい人情SF短編集。
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「忘れえぬ生涯」
（短編「ワープゲート」を収録）

【作者】
　田畑農耕地(@SoragotoShinsha)
【サークル】
　G-04　虚事新社（直参）

【作品概要】
　他星の侵略を繰り返す、地球上で最大最強の国家。惑星間の長大な距離で消耗する時間とコストに頭を悩ましていた大統領のもとに、革新的な技術の開発に成功したと報告が入った――。
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「ペルセウスの旅人」

【作者】
　佐々木海月 (@k_tsukudani)
【サークル】
　委託-06　エウロパの海　(委託)

【作品概要】
「旅立つときも、立ち止まるときも、自分で決めるんだ」
この世界のどこか、遠く果てしない星を旅するひとびとの物語。
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「ぽぽ」
（短編「宇宙人のひと」を収録）

【作者】
　へにゃらぽっちぽー(@Henyarapottipo)
【サークル】
　G-03　へにゃらぽっちぽー（直参）

【作品概要】
　へにゃぽちゃんが歩いていると、「ワレワレハウチュウジンダ」「コノホシヲシンリャクシニキタ」と話すひとたちがやってきました。たいへんです、侵略されてしまいます。
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「歌は道 道は歌 うたはたう たうはうた」

【作者】
　AutoReverse
【サークル】
　H-02　AutoReverse（直参）

【作品概要】
　その宇宙の入口は言葉・ことの波にあり、そして言葉を超えたそこにその眼差しを向けるきっかけと成り得たら。

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「泡盛さん」

【作者】
　つんた (@tsuntan2)
【サークル】
　I-22　みずひきはえいとのっと(直参)

【作品概要】
　狆が活躍しますが、SFで宇宙が舞台のギャグです、多分。

　>>テキレボWEBカタログはこちら


「台車は虚空の死体を運ぶ」

【作者】
　雲鳴遊乃実(@teacupboy1)
【サークル】
　G-18　鳴草庵（直参）

【作品概要】
　宇宙空間で死体を回収する女性と、どんな事故からも生還する男性。
　宇宙という虚空で孤独にぶつかりそれでも前を向いていこう、という感じのお話です。

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「ドーナツのような星があったなら」

【作者】
　夕霧ありあ(@aria_yk)
【サークル】
　B-15　たそがれの淡雪（直参）

【作品概要】
　もしも、ドーナツ型の惑星があったらそれはどんな星だろうか？　地球と似たような、生命が存在する星だったら？　ある少年が宇宙の「もしも」に想いを馳せる物語。
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「星の細道/宇宙とわたし」

【作者】
　かのきあやか/真綿ひよん/淀美佑子/hypo-
【サークル】
　 H-6　チカヨミ(@tikayomiall)（直参）

【作品概要】
　みんなで木目星を旅行してきました！七夕マーケットもケンタウルス祭も楽しかったです。
　四人で織り成すブログ風の宇宙吟行紀行と、連作短歌の２本だて！
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「シズムアンソロジー」
（短編「ブーガンヴィルとオルー」を収録）

【作者】
　磯崎 愛(@isozakiai)
【サークル】
　 委託-31　花うさぎ（委託）

【作品概要】
　遠い未来、ある播種船には不老不死の王がいて奇妙な絶対王政が敷かれていた。王の忠実な軍人ブーガンヴィルにはセクサロイドの副官オルーがいた。彼らの最後の航天の物語。
　>>テキレボWEBカタログはこちら（装丁グリーン）
　>>テキレボWEBカタログはこちら（装丁ホワイト）


「太陽くん、ファーストコンタクトの巻」

【作者】
　瑞穂　檀(＠MayumiMizuho)
【サークル】
　D-17　チューリップ庵(直参)

【作品概要】
　中学生の少年は、家庭の事情で宇宙へ引っ越すことになったが、新しい環境になじめない。心配した祖父は、彼を宇宙パトロール隊に突っ込んだのだった。
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「カケラVol.3」
（宇宙を舞台にした短編を4作品収録）

【作者】
　泡野瑤子・小田島静流・KaL・かんじ　他

【サークル】
　 B-9,10　空想工房(@fz_koubou)（直参）

【作品概要】
　サークル会誌・第３号。「ボーイミーツガール」をテーマにしたSF作品が集まっています！　収録作品のうち、宇宙を舞台にした短編作品（小説・漫画）が４作品ございます！
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「わたしの猫」

【作者】
　古月玲(@satellite1_)
【サークル】
　I-20　サテライト!(直参)

【作品概要】
　OLがペットを飼ったり、少年たちが工場からも星からも逃げ出したり、タクシー運転手が星系内を巡ったり。
　地球から遠く離れた星々を舞台に各編がゆるく関連してるようなSF短編集です。
　>>テキレボWEBカタログはこちら

以上、14作品を掲載します！
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〇開場～閉会

・さすがです猫月さん
一般初参加らしい女性二人が猫月さんのイラストにめっちゃ食いついていただけて、最終的にラブレターと死亡フラグをお買上げいただけたのでさすがです猫月さんすごいです猫月さん（お前はすごくない）

・300字SSポスカ
唯 一 の 新 刊
無駄に手の込んだ通販サイトパロをかましたのですが、わざわざもらいに来ていただけたり初見の人が笑ってくれたり楽しそうに持って行ってくださったりと手をかけた甲斐はあったみたいです。
ちょっと強気で多めに刷ったのですが、思ったより配れたようです。ありがとうございました！

・ラス1ハンター
竜アンソロジーここドラこと「心にいつも竜を」の別冊イメージノートがラスト１冊だったり、泡野さんの「暁天の双星」が最後の最後、見本誌分を頂いてしまったりとお買い物に出た時間もあってか2回ほど駆け込みセーフをやりました。その節はどうもありがとうございました。今度はもうちょっと早く回ります。

・その他
お隣の木村さんとちょこちょこお話しさせていただいたりと、これまでの一人孤独な針のむしろとは打って変わって楽しく忙しなく時間が過ぎていきました。
一方でうっかりもあり多く各方面にはご迷惑もおかけしました。次回以降はもっと頑張ります。

・メンバーズ
テキレボメンバーズとして、今回初めてイベントのお手伝いをさせていただきました。
1時間だけだったのですが、お買い物代行サービスの確認作業をお手伝いさせていただきました。とても大変そうでした。（自分が「大変だった」と言うのがはばかられるぐらい）その一端をちょっとかじっただけのような気がします。
次回も……と思いつつも今回はなんだかんだで妙に時間がカツカツだった気がして難しいところ。うまく当日中のスケジュールを立てて動かないといろんなものを取り落としますね。ぐぬぬ。


○打ち上げ
コロカフェさんや今田ずんばあらずさんといろいろお話しさせていただいたり、
銃と魔法の翡翠しおんさんに初めてお目にかかり兵器トークしたりなんかいろいろと不穏な感じになったり。賑やかに過ぎていきました。

二次会ではかなり少数でひっそりと語らう会になりました。
自分は純文学的なものは読まないんですけど、考えることそのものは好きなので（得意とは言っていない）ひざのうらはやおさんの「ごうがふかいな」についてカレー王との対談はは聞いていてとても面白かったです。


○全体の所感
『テキレボってだいたいこんな感じ』という自分にとってのペースがつかめてきた点と、つかめて来たので調子乗ったらこけた点と色々ありました。『さすがに慣れて来たなぁ』という感じはあります。良くも悪くも。

しかし、ほぼ事前準備ができずに挑んだので惜しいところでもあり……。
次回は本業の方がもう少し手加減してくれるように祈っております。（祈るしかない）

数的には「死亡フラグ」がしぶとく動いたり、「走れ、ラブレター！」が根気よく宣伝やアンソロや宇宙遊泳MAPで推し続けたり既読のみなさまからの援護射撃をいただいたりで、テキレボにもかかわらず（言い方）ちょこちょこ出ていただけて嬉しかったです。
残部がまた小さめの箱に収まるようになったのでこのへんも個人的にはありがたい限りです。これで安心してまたあけぼし試製2巻を刷れますね。

肝心の（？）宇宙遊泳MAPは300部刷って残り20部と言う感じで全力でばらまいたはずなのですが全体としての手応えは前回よりやや後退という感じ。
忙しさにかまけてWEB事前広報をさっぱりしてなかったせいだとすると、やはり次回こそ気合い入れてWEB広報を頑張らねばなりませんがこの反省文前回も書いてたし苦手分野なんですよね。どうしよう。
一般参加の方々からの認知度もあまり高くなさそうなので考えどころですね。


〇今後の話
次回は年明けの文フリ京都に参加します。きっとあけぼし試製２巻が出ているはず。制服ティル様とかやっちー先輩の勇姿とか大きくなった柚歩とか色々お見せできればと。

もちろんあけぼしの月々の更新もしぶとく続けていきます。目指せ第一部完。

そんな感じでゆるゆると続けていきます。今後ともよろしくお願いいたします。
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宇宙遊泳MAPへの作品出稿について
作品の募集は2017/10/14 23:59:59（UTC）に終了しました。以下、掲載予定作品となります。


MAP参加者・参加作品紹介（申込受付順・敬称略）

「ホクスポクス」
（短編「三．二秒のブランク」を収録）

【作者】
　凪野基(@bg_nagino)
【サークル】
　委託-26　灰青（委託）

【作品概要】
　宇宙局で働く管制官の遠恋を描いた短編です。テキレボ公式アンソロ「祭」参加作にほんのりラブい後日談を加えた完全版。ロケット打ち上げは浪漫！という方はぜひ。
　>>テキレボWEBカタログはこちら


「ブレイブス2」

【作者】
　琴木 緒都(@kotoki_oto)
【サークル】
　A-07　【コトノハ】―オフライン（直参）

【作品概要】
　五年前の火星研究所の地球王国独立事件で活躍した、王直属戦闘集団ブレイブスの一人・光野深紅が何者かに誘拐された。深紅を奪還するため、ブレイブスは再び動き出す
　>>テキレボWEBカタログはこちら


「においのゆくえ」
（短編「歌唱人形はかく歌いき」を収録）

【作者】
　永坂暖日(@nagasaka_danpi)
【サークル】
　B-04　夢想叙事（直参ミニ）

【作品概要】
　開拓初期の頃にマスターと共に火星に来た歌姫の『わたし』が語り、歌う、ノスタルジックなSF短編です。『わたし』の常連客になった気分で楽しんで頂けたら幸いです。
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「誉無きイヴ」

【作者】
　いぐあな(@sou_igu)
【サークル】
　委託-38　一服亭（委託）

【作品概要】
　天の川銀河ペルセウス腕、恒星レント第四惑星カイナックのコロニー宇宙駅『神田』。太陽系第三惑星の島国の生活を継いでいる人達の中で起こる、オカルトほのぼの短編集。
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「白の垣間見」

【作者】
　藍間真珠(@aimapearl)
【サークル】
　F-21　藍色のモノローグ（直参）

【作品概要】
　惑星イルーオの研究所に住む見習い研究者のリーツは、ドームの外へ見回りに出る。そこで目にしたのは、存在するはずのない古代の宇宙船だった。ライトSFファンタジー。
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「合本詩集　夢の散歩道」
（詩集「何処からも遠い場所」を収録）

【作者】
　夢原銀河(@yumeharaginga)
【サークル】
　D-08　美少女夢世界（直参）

【作品概要】
　周り全てが光速を超えて離れてゆく、そんな場所。
　宇宙が膨張してゆくなら、あるかもしれない。
　そんなことを考えて作った詩集です。
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「ペルセウスの旅人」

【作者】
　佐々木海月 (@k_tsukudani)
【サークル】
　委託-11　エウロパの海　(委託)

【作品概要】
　雪で足止めされた「僕」が森で出会ったのは、銀色の髪の青年だった。
　彼が、雪が止むまでの退屈しのぎにと語った、遠い星の旅人たちの物語。
　星を題材にした短編集。
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「恒星間航宙艦ゆりかご停泊記　走れ、ラブレター！」

【作者】
　夕凪悠弥(@yu_nag)
【サークル】
　F-01　オービタルガーデン（直参）

【作品概要】
　初恋の人がどこかに行っちゃった!？　親友の恋のピンチに少女たちは広い艦内を駆け回る！　宇宙の果ての小さな冒険を描いたほんわか日常系SF。
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「aether」
（短編「星の見えない望遠鏡」を収録）

【作者】
　森瀬ユウ(@destructiveblue)
【サークル】
　F-23　ヨモツヘグイニナ（直参サークルに委託）

【作品概要】
　近所に引っ越してきた同い年の少年は、いつも夜の公園でひとり星を眺めていた。交わした優しい嘘、彼が抱えていた秘密とは。ふたりの少年が天体観測を通じて交流を深めていく物語。
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「歌は道　道は歌　うたはたう　たうはうた」

【作者】
　AutoReverse
【サークル】
　C-26　AutoReverse（直参）

【作品概要】
　まわりうた回文歌に込められた５７５７７の３１音の宇宙に魅せられて作品を作っています。人そのものの神秘と心の内宇宙、有形無形の万象に感じるそれらを感じて頂けたら。
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「雨の引力、夜のりんご」

【作者】
　モリモト( @10124_)
【サークル】
　委託-40　42101（公式委託）

【作品概要】
　鉱石の星でたたずむ「ルーシー」と、
　雨雲を追いかけて旅する「くさかんむり」のお話。
　地球からくさかんむりが送る手紙。
　そして、その手紙を受け取ったルーシーの思うこと。
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「悲鳴～二人静の見るところ」

【作者】
　つんた(@tsuntan2)
【サークル】
　E-18　みずひきはえいとのっと(直参)

【作品概要】
　宇宙軍という宇宙全体を防衛する組織が出てきます。その人達のお話。
（二次創作　蒲生総『ガーター騎士団』）
　>>テキレボWEBカタログはこちら


「緑、黄、赤、そして青」

【作者】
　葉原あきよ(@oakiyo)
【サークル】
　F-27　オレンジ宇宙工場 (直参)

【作品概要】
　未来、地球以外の星が舞台です。
　別の星から引っ越してきたベルタ。空が見れる星に憧れるルウコ。
　体質のせいで隔離されて暮らす二人の少女が一歩踏み出す物語。
　>>テキレボWEBカタログはこちら


「蒼甲機精エスヒュドール」

【作者】
　あきらつかさ(@aqua_hare)
【サークル】
　D-10　亜細亜姉妹(直参)

【作品概要】
　遠い宇宙から訪れた「外宇宙調査船団」の協力で建設している軌道エレベーターを狙う「攻性機獣」との戦いを描いた［ＴＳＦスパロボ］作品です。なお主人公パイロットは女体化していきます。
　試し読みはこちら
　>>テキレボWEBカタログはこちら


「ほし、ってあめだまみたい」

【作者】
　木村凌和(@r_shinogu)
【サークル】
　F-02　夢想甲殻類 (直参)
【作品概要】
『空高く突き建った塔の頂上で少女と出会った竜は、少女がきらきら見上げた宙を飛ぶ。』そんな小話を切り売りする場所「夢想堂」の群像劇。
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「雨の日トラップ」
（同名の掌編を収録）

【作者】
　瑞穂　檀(＠MayumiMizuho)
【サークル】
　F-08　チューリップ庵(直参)
【作品概要】
　中学生男女の、梅雨時のやりとりです。地球での日常の中に、ひゅんっと宇宙が混じります。
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「二十光年ロボット」
（同名の短編を収録）

【作者】
　碧(＠mimimdr)
【サークル】
　委託-30　つむじ風のとおり道(公式委託)
【作品概要】
　遠い未来、宇宙からやってきたロボットに初めての恋をする少女のお話です。
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「ひとさじの幻想曲Ⅱ」
（短編「揺蕩う姫は何を想う」を収録）

【作者】
　轂 冴凪(＠shorearobusta_s)
【サークル】
　D-16　うずらや。(直参)
【作品概要】
　宇宙移民の時代、発見された水の惑星。かつて栄華を誇った星は今、「アポトーシス計画」なる負の遺産を抱えていた。兄王子を前に、惑星の王女はある言葉を口にする――。
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「月主のそら」

【作者】
　柊 呉葉(＠KurehaH)
【サークル】
　F-22　えすたし庵(直参)
【作品概要】
　ファンタジー世界の宇宙のお話。そこでは月が生まれ、人格があらわれ、次々に生命体がつくり出される。この企画に参加したくて、設定だけあったものを本にしました。
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以上、19作品を掲載予定です。
テキレボ6会場でも、是非このMAPを手に取ってみてください！
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