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「恐怖! SIM人間の怪」

どうもこんなシェアワールド企画があるそうです。と最近知りました。


シェアワールド/電書魔術プロジェクト【タブレットマギウス】


けっこうこういうデジタル魔術な発想は好きな方なんですが、個人的には現代の技術水準で機械と魔術をシームレスに連動させるのは――(中略)――結果、回路埋込み型デザイナーズチャイルドとか脳みそ積んだ生体義体とか人間演算装置化(いずれも拙作)になるんだもんなぁ……と考えてる途中、「SIM人間」とかいう超パワーワードが降ってきましたので、さらに『恐怖!』と『の怪』を付け足してすげぇ昭和感あふれるタイトルにしてみました。

その勢いで以下ダイジェストをでっち上げてみましたのでここで供養します。
他作の考察とか設定解釈とか真面目に考える気力はなかった。
■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇


警察庁魔術犯罪特務対策室事件簿 「恐怖! SIM人間の怪」ダイジェスト版


警察庁魔術犯罪特務対策室では今一つの怪奇現象が話題になっていた。

人呼んで『SIM人間の怪』。

ある日突然、行方不明になった人間がふらりとあらわれると、町中で魔術を使って暴れだす事件が多発していた。
どうにか魔術を封印して取り押さえてみると、電書魔術を発動させるためのSIMをさした通信機器のたぐいは持ち歩いていない。しかも魔術を封印すると死んでしまう。
いったいどういうことかと検死解剖してみれば、脳にSIMが埋め込まれていた。脳を演算装置に見立ててアプリを作動させ、電書魔術を読み込み発動させる仕組みのようだった。SIMへの電力は専用に組まれた電書魔術で常に供給し続け、同時に埋め込んだ異物を迂回するように脳の血管や機能を魔術で補完していたのだ。

春宮警部、夏村警部補はXperia Z5 Compact(SONY)とTOUGHPAD(Panasonic)を片手に、事件が起こった所轄へ出向。SIM人間を作り出し操る犯人を追う。

* * *

犯人を追い込んだ春夏コンビ。犯人は語る。「SIM人間という俺の素晴らしい発明を上が握りつぶしやがった。世間への公表すら許されなかった。だからどれだけ有用か、デモンストレーションをしてやってるんだよ!」と。

「こんな非人道的な実験、許されるとでも思ってんのか!?」

「非人道的! 結構なお言葉だ。なら君たちが腰に吊り下げてる鉄砲は何だ!? 剣や槍と違って、人を殺す罪悪感を薄めてしまう武器と一部ではけっこう糾弾されたものだよ。
 そもそも武器なるものの存在が非人道的ではないかね。ではなぜ君たちは持っている? 必要だからだよ! ぼくみたいなキチガイを抑えこむために必要だからだ!!
 だから予言しよう。このSIM人間とて、正しく必要となれば非人道的などという寝言を吐くものはすぐさま消えてしまうとな! 
 ――だからぼくは世界に問うんだよ。これが必要かどうかをね!」

本人も外部からSIMとストレージを脳に繋ぎSIM人間と化していた。
圧倒的な発動速度、魔術の多段並列発動に苦しめられるが、なんとか現行犯逮捕。けれども被疑者はなぜかいつまでもけたたましく笑っていた。

* * *

その後の取り調べでも主張を変えなかった男だが、周囲の調べである事実が発覚する。

SIM人間は彼の発明ではなく、彼の率いる研究チームの、ライバルチームのものだという。
生体埋込み型SIMを世間に公表することができなかったということは事実だったが、脳波で魔術を作動させるなどの当たり障りない派生技術は近日発表予定だった。

関係者の話では、派生技術の発表は世間を揺るがす大発見であることを察すると、途端に様子がおかしくなり始めたのだという。

「もしかしたら、ライバルの研究を潰したかったんじゃねぇかな……」

何人も死傷させていて、証拠も自白もある。極刑にはなるだろうが胸糞の悪い事件だ、と警部はタバコを吹かせたのだった。

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